東京都言語聴覚士会

Tokyo Speech-Language-Hearing Therapists Association

12月11日 日本エンカレッジ・リハビリテーション協会  第6回例会セミナー テーマ:患者視点という本質に触れる

研修会・講習会名: 一般社団法人 日本エンカレッジ・リハビリテーション協会  第6回例会セミナー テーマ:患者視点という本質に触れる

日時:
2016年12月11日(日)
14:00~16:45 (13:30~受付)

会場:
貸教室・貸会議室 内海 3F教室
(JR総武線 水道橋駅 徒歩1分)

http://www.kaigishitsu.co.jp/company/access.html

内容:
【講演】
患者の視点で考える
がんの治療と療養支援

■講師
にしむら げんいち
西村 元一 先生

1958年金沢市生まれ。

83年金沢大医学部卒。金沢大病院などを経て
2008年金沢赤十字病院第一外科部長、09年から現職を兼務。

13年から、がん患者や医療者が集うグループ「がんとむきあう会」代表。

2015年3月に出血性ショックという形で突然、
胃がんを発症された西村元一先生。

これまで外科医としてがん治療に関わり、
院内外でがん患者の支援にも尽力されていた
先生でしたが、治療しなければ予後半年という
状態で患者という立場に。

その後、手術・化学療法・放射線療法・免疫療法の
集学的治療を経験され、現在も治療を継続されています。

先生は今、“患者”と“医療者”の両面から、
がん治療に向き合う現実と真実を伝える活動をされています。

西村先生はがんの専門医として、がんの治療のこと、
患者さんの気持ちをわかっていたつもりで仕事をされていましたが、
いざ自分が患者になってみると、
実はそうではないことがわかったとおっしゃいます。

実際に治療を受けてみて初めて分かったこと、
そこから医療者に伝えたい患者としての立場、
そして患者の立場となった医師から患者さんと家族に伝えたいこと。

西村先生はいま「伝える」ことで、医療を変えようとしています。

がんを抱えると、人はいろいろな「フリ」をする、と西村先生。

「フリ」が自分を形作り、強くしている面もあるかもしれない。

でもそれで疲れている可能性もある。

患者は見かけ以上に強がっている。本当はとても辛く、
我慢をしているかもしれない。

そして、それは医療者が強いているのかもしれない。

医療者も実は知っているフリ、わかっているフリをしているに過ぎない。
いろいろなフリをする患者と、知っているフリをする医療者。

互いにフリをしていることを気づき、
それを理解することが大切なのではないか。

医療者は単に病気のみを見るのではなく、
患者さんと家族の生活・人となりを知ることが大切である、
そして患者・家族もお任せではなく、必要なことを自ら学び、
ある程度自立していく必要があると西村先生。

そのために必要なのは会話・コミュニケ―ション・対話。

しかし、病院では医療者の立場は患者よりも強く、
そこで「対話」することは難しいのが現状です。

リラックスできる、安らげる、落ち着いて専門家と話ができる空間、
医療者が対話の場を「院外に」作る努力が大切である
と考えた西村先生は「金沢マギー」の主催者でもあります。

その他: 特にありません。

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