東日本大震災の被災地へボランティアとして行く方々へ
東北地方太平洋沖地震により被災されたみなさまへ
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と津波において被災された皆さまに対し、心からお見舞いを申し上げます。
失われた多くの尊い命に深いお悔やみを申し上げるとともに、行方不明となられているみなさまの一刻も早い救助と一人でも多くの命が救われることを心よりお祈りしております。
文部科学省「緊急スクールカウンセラー等派遣事業
(特別支援学校への外部専門家活用事業)」への協力者の募集について
2011年12月5日
都道府県士会会長 各位
一般社団法人 日本言語聴覚士協会
会長 深浦順一
文部科学省「緊急スクールカウンセラー等派遣事業
(特別支援学校への外部専門家活用事業)」への協力者の募集について
謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は本協会の事業にご理解、ご協力をいただき誠にありがとうございます。
さて、文部科学省の第三次補正予算が成立し、特別支援学校への言語聴覚士等の派遣が行われることになり、文科省特別支援課より本協会に対し協力依頼がありました。まず協力可能な会員に登録をしていただく、各教育委員会から派遣要請がありました場合には登録会員との調整を行う、という形で協力したいと考えております。
文科省の事業内容の詳細につきましては下記をごらんください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1312969
(本協会での登録については協会HPをごらんください。別紙にHP内容を転載します)
来年度も事業が継続される可能性がありますが、現時点では来年3月までと期間が限定されておりますので、士会にも会員への周知についてご協力をお願いいたします。また事業の委託先は、域内の市町村に対して災害救助法を適用した県(岩手県、宮城県、福島県、青森県、茨城県、栃木県、千葉県、長野県、新潟県)の教育委員会等が予定されておりますので、該当士会におかれましては、教育委員会の状況に関する情報がありましたらお知らせいただきたくお願いいたします。
お忙しい時期とは存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。
謹白
協会HPの内容 http://www.jaslht.or.jp/st_app/entry/information_article/id:115
□文部科学省「緊急スクールカウンセラー等派遣事業(特別支援学校への外部専門家活用事業)」への協力者の募集について
文部科学省の第三次補正予算が成立し、特別支援学校への言語聴覚士等の派遣が行われることになりました。
詳細は下記をごらんください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1312969
来年度も事業が継続される可能性はありますが、現時点では期間が限定されているため、日本言語聴覚士協会では、今後、各教育委員会よりの要請にすみやかに応えるべく、下記の方法をとることにしました。登録はできるだけ多くの方にお願いいたします。
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下記のフォームに記入し、メール配信の登録をしてください。
教育委員会より要請が入った場合、登録者にメールで要請内容を配信します。
内容を読み、協力が可能な方は当協会担当者に連絡ください。要件が合致した場合、要請元に紹介します。
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なお、登録いただいた内容は、本事業ならびに被災地での発達支援に係わる協力要請があった場合の連絡にのみ使用します。
事業の委託先は、域内の市町村に対して災害救助法を適用した県(岩手県、宮城県、福島県、青森県、茨城県、栃木県、千葉県、長野県、新潟県)の教育委員会等が予定されています。
登録フォーム(PDFファイル 約59KB)
登録フォーム(Excelファイル 約40KB)
【登録フォーム提出・問合せ先】
日本言語聴覚士協会 事務所
〒162-0814 東京都新宿区新小川町6-29
アクロポリス東京9階
FAX:03-6280-7629
E-mail:kenshu@jaslht.or.jp
被災地支援・福島県の委託事業に関する専門家派遣について(依頼)
被災地支援・福島県の委託事業に関する専門家派遣について(依頼)
2011年8月5日
2011年9月5日、11月30日一部改訂
日本言語聴覚士協会 会員のみなさま
一般社団法人日本言語聴覚士協会
会 長 深浦 順一
被災地支援・福島県の委託事業に関する専門家派遣について(依頼)
東日本大震災の発生に伴い、日本言語聴覚士協会では、日本発達障害ネットワーク(JDDネット)の会員団体として福島県の委託事業への協力を行うことになりました。つきましては、会員のみなさまのご協力をお願いしたく、下記の通り協力希望者を募集します。
今回ホームページ等では募集しておりません。小児の臨床に携わっておられる全国の先生方にお声かけしていますので、是非近隣の会員にお声かけいただきたく存じます。また、現在は予定が未定でも、今後本活動に協力の意志がある方がおられましたら、ご氏名、メールアドレス等をご連絡ください。宮城県ならびに岩手県での活動についても決まりましたら、情報を逐次お伝えし再度ご検討いただきます。
以上、日頃の業務でご多忙かとは存じますが、事業への参加、あるいは赴任希望者のご推薦等、是非ご協力いただきたくお願い申し上げます。
委託事業名:被災した障がい児に対する相談・援助事業
◆事業内容
東日本大震災及び原発事故により被災した障がい児(判断のむずかしい子どもも含む)を対象に以下の業務を実施する。(日本言語聴覚士協会は主に(1)(2)(4)の業務を実施する。)
(1)避難に関する相談:特別な支援が必要な障がい児の避難先、避難方法についての相談を受ける。
(2)アセスメントと個別支援計画の作成:臨床心理士や臨床発達心理士、言語聴覚士等の専門家がアセスメントを行い、障がい児に必要な支援の計画を作り、避難先や新しい生活の場の支援にスムーズにつなげる。
(3)療育・放課後支援:保育士、児童指導員等が避難先で障がい児の療育を行う。
(4)子育ての相談:避難生活での障がい児(判断のむずかしい子どもも含む)の子どもたちの子育てについて、家族からの相談を受ける。
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=25451
◆派遣スケジュール
2011年8月29日~2012年3月31日までの平日
*現在、12月7日(水)~13日(火)、1月30日(月)~31日(火)を募集しています。
2~3日でもOKです。委細相談。
◆現地拠点(JDDネット現地事務所および療育・放課後支援実施場所)
住所:福島県相馬市中村笹川16-1 相馬カルチャーセンター内 ゆうゆうクラブ
◆現地宿舎 コーポ*** (2DK、駐車場付)
住所:福島県相馬市*****
◆相談支援用の車の配置: レンタカー トヨタヴィッツ(1台)を配車。
◆(1)報償費 一日9,300円(食費込み) (2)旅費:実費交通費
◆問い合わせ・申込先
責任者:東江浩美 agarie-hiromi@rehab.go.jp
hiromiagarie@nifty.com (双方のアドレスにご連絡ください)
連絡調整担当:秋元淳子、榎本伸子
<補足説明>
◆障がい児放課後支援「ゆうゆうクラブ」について
http://yuuyuuclub.jugem.jp/
立ち上げの経緯は上記ブログをごらんください。震災のため児童デイサービスなどに通えなくなった子どもたちを支援する場として、保護者の方々が立ち上げました。2011年7月から2012年3月まで、日本発達障害ネットワークが福島県から委託を受け、現地採用の保育士・児童指導員2名と県外からの専門家のサポートによって運営していきます。
◆赴任にあたって
1) 福島駅より相馬市までの移動について
福島~相馬間の臨時バスが運行されている。所要約1時間半。
福島駅から相馬市役所まで乗車。相馬市役所で現地職員が車でピックアップする。または夜間の到着の場合は相馬市役所よりタクシー。
原町観光協会
http://www.minami-soma.com/kanko/modules/d3blog_2/details.php?bid=16
2) ボランティア休暇が認められる職場がありますので上司にご相談ください。依頼文は後日送付いたします。
3) 相馬市は比較的放射線量が低い地域とは聞いておりますが、活動への参加に関しては、ご家族とも相談のうえ、各自の判断でお決めください。
以上
「東日本大震災」東京都言語聴覚士会 会長 半田 理恵子
「東日本大震災」 東京都言語聴覚士会 会長 半田 理恵子
平成23年3月11日、この日の出来事を私たちは決して忘れてはいけない。
午後2時46分、クリニックでの勤務中、突然、尋常ではない揺れが大きくそして長く続いた。目の前の患者さんを支えながら、何とか事故なくその現場を守り、その後私が事態の全貌を知ったのは、翌日午前1時50分、ようやくたどり着いた自宅で、テレビから映し出される信じられない光景を見た時だった。その日、その時を境に「日本の姿」は大きく変貌した。
マグニチュード9.0という地震の規模、そして、もはやどのように表現してよいか言葉も見つからないほどの津波、田老地区では高さ40メートルにもおよぶ津波が押し寄せたと報道された。そしてその後、次々と報道される福島原子力発電所の現状。このような事が、まさか、今、この日本で起きるなんて、誰もがそう思い続けた日々だった。
在宅で過ごされている高齢のある女性は、津波で見る影もない惨状を、太平洋戦争中の空襲後の焼け跡の姿と誤解され、精神的な混乱を引き起こされたと聞いた。またある男性の高齢者は、「私たちは、沢山の辛いこのような体験を重ねているので心配しなくて大丈夫だ」とむしろ私たち戦争を知らない世代を励ます言葉を伝えたと聞いた。
「復興」それは、まだまだ遠い年月の先にある言葉のように思える。しかし、戦後のあの日本を見事に「復興」させた力が、きっと私達の世代にもあると信じたい。 今、私たちにできることは何か。
東京都言語聴覚士会は、震災直後より、被災地域への支援の為に、様々な情報収集に努め、必要な情報をホームページ上に公開した。また日本言語聴覚士協会からの支援協力に応じ、理学療法士、作業療法士と共に、宮城県を中心に行われる医療支援グループに参加することを決め、その第2陣に西脇副会長が加わることとなった。また、東京都内に避難されておられる方々への支援についても、理学療法士、作業療法士の都士会と一つになって協力していこうとの意見がまとめられ、都庁の関係部署へその意向を伝えていく方向となった。
支援の形は様々だが、言語聴覚士として、できうることをこれからも実行に移していきたい。
なお、支援の詳細な報告は、5月の総会時に行なう予定である。
(平成 23 年4月6日)
JTBIA(日本脳外傷友の会)メールつうしんNO14 全国の皆様へ
★ 盛岡の「脳外傷友の会・イーハトーブ」が皆様から頂いた支援物資、貴重な募金を十分に活用されて、大奮闘されておるご様子がよくわかりますので堀間幸子代表からの、メールをそのまま公開させていただきます。
★ 堀間さんの4月8日着便のメールです。 すでにご承知のことですが7日の夜に震度6の余震がありました。
東川様
度々の余震で慣れたとはいえ震度6となると流石に恐怖です。
私は覚悟を決めて布団を被ってじっと治まるのを待ちました。今朝ももらい水でしたが大した被害も無く安心。
盛岡市内は11日の地震より、けが人や被害が多かったとのニュースです。
ダンボールが崩れていないか、カウンターに飾った「南房総会」から頂いた甲冑は倒れていないか心配で早々と家を出ようとすると、停電の為車庫のシャッターが開かない!
落ち着きはじめた生活につい油断をしていました。男二人でチエーンをジャラジャラひき上げてやっと出庫。
金曜の午後はみんなで全国から頂いた物資を山田町、陸前高田市に届けるための仕分け作業を予定していて会員に招集をかけていました。 が、この停電。復旧は目途が立たないとの事で、センターは休みにし、指導員と数人の会員で作業をいたしました。
きちんと小分けされた数種類のものが一人に一人に手渡し出来るようにしてメッセージカードつき、心のこもった激励の手紙や絵手紙、お数珠、リュク サック、温まれる飲み物、全国の皆さまのやさしさに感動しながら仕分けをいたしました。
実は陸前高田市が最もひどいという事で、当会の賛助会員のMSWの方が勤務先の近くにある1300名収容の避難所から要望のあった物資が、まな板、包丁、 バケツ、タライ、レトルト食品、魚の缶詰、調味料等なのです。これは流石に全国のみなさんに送って下さいとは言えず、頂いた15万円で会員が手分けして購入に行きました。レトルト食品 調味料も盛岡市内の量販店でもお一人様10個限定販売。魚の缶詰はスーパーにほとんどありません。あるのはシーフード缶だけ。何とか金額分調達して用意しました。
今 朝6時私と副代表の小林がこれから出発します。
沿岸部、山田町の避難所の情報を昨日もらいました。
山田町に入ったMさんの友人の方からの話です。電話では、昨日のお昼時点で1日におにぎり2個とお椀半分の味噌汁、バナナ1本。そこに200人 並ぶとの事。その数日前の食事はバナナ半分とゼリー1個、ヨーグルト飲料1本だったそうです。避難先によってはたくさんの物資や困らない程度の食 料、炊き出しなどもあるようですが、まだこんな所もあります。。
知的障害者の施設ですが、施設は流され今の小学校に避難しています。
こちらも11日には別の所に移転しなければならなくなり、移動には荷 物が少ない方がいいので、移転してから物資を届けることにしています。大きい所は其れなりに支援の手は届いていますが、弱い所、小さい所は置き去りです。 今後こちらを「イーハトーヴ」の私達ができる支援させていただこうかと思います。
自衛隊が物資を保管している所に本日Aさんが行って交渉します。
以下山田のはまなす学園についてAさんからのメールです。
幸子様
いろいろ有難うございます。
親和会(社会福祉法人)障がい者支援施設はまなす学園の表すをお知らせします。
友人のkさんから来たメールです。
そこは、別世界だった!! という事です。
約50名 要望品 ・下着(M・L)
・衣類(まあまあ有るが、有れば有りがたい)
・他に収納ケース(衣装箱のような。個人別) ・掃除用具(バケツ・ビニール手袋・掃除機) 使い捨て食器(ハッポウスチロール・紙など) ・いわゆる食器(こらから使っていくもの) ・飲み水(水・お茶など いくらあっても嬉しい) ・マスク ・タオル など
★ 上記の要望を受けて堀間さんか山田町に行ってくれました。 10日早朝のメールです。今日はというのは8日のことです。
東川様
今日はとても冷たい雨の1日でした。
陸前高田市の待ち合わせの「川の駅」に到着すると、私達を待ち受けたのが河原で
消防団や、自衛隊の人達によるガレキの中から発見されたらしいご遺体の収容現場。
勝手に入れませんので案内は当会賛助会員であるMさんの知人を通してです。
その彼が、出来れば現地を是非見てほしい。数年の支援で終わるものではない事、歴史的な今回の災害はどの様なものか、訪ねてくれた方皆さんに見て頂いているとの事でした。
TVや新聞の映像で見るのとは違い、行けども行けども一面のガレキ野原の中を縫うようにガレキを両脇に寄せて探し出した道路。知っているはずの施設や建物があったであろうその残骸。この様な中でよくぞ生き残った方々がいたもの。訳のわからない感情に胸が押しつぶされる光景でした。
陸前高田市は市役所、消防警察全てが流されてしまいました。しかし高台にある体育館、保健所等に施設にその機能を集約し、被害が大きい割には組織的に統制された場所の様で秩序良く次々と運び込まれる物資の車両の列の多さに驚きました。
私達も要望のあった物資を係りの方にお渡ししてそこを後にしました。
すぐ下の第一中学校には現在も1300人が避難生活をされていますが、私達はその方々のプライバシーに踏み込む様な事はしたくないのでそちらには伺いませんでした。
沿岸を北上。行けどこ行けども同じような光景。釜石市も同じ。大槌町に至っては悲惨全く手が付かずの状態。次の山田町とて同じ。更に役場の庁舎前からここは火事があったので更にその焼け野原に鉄屑。その燻したような匂いがまだ充満していた。
その中を通り物資受付の衣類下着、マスク、カバン類を届けました。
こちらは北海道からの救援の野菜等の物資を積んだ大型トラックが5.6台到着。
ありがたかったです。物資は米もおむつ類、下着類も整然山と並べれられていましたが何故小さい所まで届かないのか、不思議でなりません。
その山田町にある、はまゆり学園にはあちらの移動先の都合で12日にAさん達と一緒に2台の車で物資を持って行ってきます。
宮古市は街中はかなり片付け始められていて2週間前とは違い復興の兆しが目に見えて動いていました。
帰宅しましたら、我が家に脳外傷友の会の、広島、静岡、準会員団体の南房総家族会や、フォーラム大田(TTK傘下の団体)からなど6個の荷物が届いておりました。
Aさんからも再びメールが届いていました。
幸子様
その気持ち本当に感謝です!
そして、見えない援助より見える援助は誰にでもある心情だと思います。
友の会の皆さんがわざわざ岩手まで送って下さる気持ちもそこのあるんですよね!
高田はそういうルートだと思っていたのですが??
それに高田は、今日ですよね? もう高田に到着している時間??
はまなすに頂けるならそれはそれは有り難いことです。
水も電気もないガランとした所へほうり込まれても、とんでもない事ですよね。
おそらく、毛布とかござ的なものは渡されてもこまごました物は、全く無いようで
す。 しかも、知的障害の方々となると、現状を理解して切り抜ける為の工夫を彼らに求めにくいから、どどーーーっと職員に負担がかかるのでは??
見える支援を! の中にはまなすを入れて頂くのは、本当に有り難い事です。
三役さんの意向が大切なので、伺いながらの行動で有りたいと思っています。
ではでは。 *******お返事無用よ********* V(^0^)
イーハトーヴのみなさん、盛岡から沿岸部へは100キロもあるそうで物資を運んで行ってくださるにも大変ご苦労だと思いますご自分たちも停電やもらい水のさなかに大変なことでしょう。
くれぐれもお体に気をつけて、今後の活動をしてください。全国の仲間が応援しています。
発信者 NPO法人日本脳外傷友の会理事長 東川悦子
阪神・淡路大震災の教訓:言語聴覚士の役割と課題
阪神・淡路大震災の教訓:言語聴覚士の役割と課題
阪神・淡路大震災の教訓:言語聴覚士の役割と課題
福田 登美子(元広島県立保健福祉大学教員)
I.阪神・淡路大震災の際のボランティア活動に参加した言語聴覚士が支援活動の現場で学び今後の課題と考えたことについて
(ボランテイア活動参加ST群18名:)
専門技能の習熟、被災者の心理、支援者(ST自身)の心理、 介助技術、地域の行政との連携の仕方などの重要性、必要性を学んだ。
支援活動の現場では、咄嗟に活かせる目に見える技能、相手の気持ちを読みとる、気持ちを聞き出す技能や知恵が求められること、 個人の専門力の不足を専門職間や関連職種の力の集結で補う重要性、日常的に職場内のみの行動でなく地域行政との関わりにも目を向ける必要性などがある。
専門技能に関する具体的内容:
1)自分の専門外の内容についても基本的な知識と技術を身につけて置く:例えば失語症を専門にしている者は補聴器の扱いが分からない、難聴を専門にしている者は失語症者への情報伝達法が分からないでは困る。最低限のことは知っておく。
2)障害のある人の支援は、本人のみでなく、避難所で周囲にいる人々や行政などへの情報伝達を含む広範なものとなる。具体的にはパニックになっている障害児者への話しかけ方、接し方に配慮したり、避難所にいる人に障害のある当事者を理解してもらえるよう説明したりすることが必要であり、そのための方法等は基本的技能として習得しておく。周囲の人たちからの情報を通して支援から漏れている人や地域を見つけ出す能力と行動力、迅速かつ正確に行政に情報を伝達する方法など多様な技能の習得が求められる。
3)実際の支援活動では、補聴器の調達や調整、高齢のコミュニケーション障害者(主に聴覚障害者)への情報支援や移動の介助等がもっとも多かった。
II.被災者からの聞き取り調査
(神戸市長田区在住の14名の方)
被災状況:自宅全焼3名、自宅全壊11名。
年齢:50歳代~90歳で、半数は60~70歳代。
被災時の家族構成は、独居者11名、家族と同居3名。
ボランテイア支援(一般的ボランティア)を受けた人は9名、
受けなかった人5名(避難所へ誰も来てくれなかった)
被災者のことば(抜粋):
- 視覚障害者が避難所まで連れてこられて放置され、不安で騒ぎ出し皆に叱られておられたのは気の毒だった。
- 人の気持ちを察して話しかけたり、行動して欲しい。
- 励まそうとされる歌声も苦痛に感じた。
- 支援者は組織で動かずに、自分の足で歩いて誰への支援が必要かを見つけて欲しい。情報が欲しい。
- 被災者からみると、支援者も行政も平等ではなかった。
- 支援物資の配布先にも不平等があった。物が山積する所と、何も届かない所があった。
- 支援者もお祭り騒ぎの様に集まる場所と、誰も来ないところがあった。
- 被災者にもボランテイアの人にも自殺者が出た。
- 被災者は支援を感謝しつつも異様な心理状態(人の話しかけや動きがわずらわしく思える、自分が忘れられている)や不平等感(自分に配られた毛布は質が悪い)におそわれていた。
リンク集
・(水野敦之)避難所等での自閉症児者支援
http://blog.goo.ne.jp/bouzan0807/e/4a79a0aec80431c436d0d78483427cba
・(全日本ろうあ連盟)東北地方太平洋沖地震:全日ろう連地震対策本部および各加盟団体の動き・連絡状況
http://www.jfd.or.jp/tohoku-eq2011/tohoku-timeline
・(全日本ろうあ連盟)避難所等での聴覚障害者に対する支援のお願い
http://www.jfd.or.jp/info/2010/20110316-shelter-support.pdf
・(日本小児科学会)障害のある子どもへの災害時対応の手引き
http://www.jpeds.or.jp/pdf/070731_saigai.pdf
・(文部科学省)子どもの心のケアのために -災害や事件・事故発生時を中心に-
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1297484.htm
・(日本発達障害ネットワーク(JDDネット))災害情報掲示板
http://jddnet.jp/index.files/archives2011/news20110313.html
・(日本自閉症協会)「東日本大震災」支援専用ページ
http://www.autism.or.jp/cgi-bin/saigai/
・(厚生労働省)人工呼吸器を利用する在宅医療患者の緊急相談窓口の設置について(東北地区及び新潟県)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=161891
・(文部科学省)独立行政法人国立青少年教育振興機構 国立オリンピック記念青少年総合センターにおける福島県の透析患者等の受け入れについて
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/03/1303778.htm
・(埼玉県)高齢者・障害者災害時避難マニュアル「災害に備えて」
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/sonae.html
・(埼玉県)市町村災害時高齢者・障害者支援マニュアル作成の手引き
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/sityousontebiki.html
・(札幌市)札幌市災害時要援護者避難支援ガイドライン
http://www.city.sapporo.jp/kikikanri/torikumi/saigai_engosya/youengosha_index.html
・(DPI女性障害者ネットワーク)(URLの変更)あなたの避難所にこんな方がいたら
http://bit.ly/fEjK9e
・(愛知ネット)(URLの変更)地域で進める災害時障がい者支援ガイドラインの巻き
http://www.normanet.ne.jp/~ww100136/aichiduide
・(日本糖尿病学会)東北地方太平洋沖地震の被害に遭われたインスリンを必要とする糖尿病患者の皆様へ-インスリン入手のための相談連絡先について-
http://www.jds.or.jp/
・(全国自立生活センター協議会(JIL)など)東北関東大震災障害者救援本
http://shinsai-syougaisya.blogspot.com/
・(日本障害フォーラム(JDF))被災障害者等への特別支援に関する緊急要望書
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/yobo/20110314.html
・(きょうされん)作業所・施設の復旧・復興にご支援ください【東北関東大震災】
http://www.kyosaren.or.jp/news/2011/sinsai.htm
・(国立精神・神経医療研究センター)東北地方太平洋沖地震メンタルヘルス情報サイト
http://www.ncnp.go.jp/mental_info/index.html
・(のーまらいふ杉並)障害者からのお願い「大地震(災害)の時助けてください!」
http://normalife.city.suginami.tokyo.jp/suginamisypher/www/info/detail.jsp?id=871
・(AJU自立の家 災害時要援護者支援プロジェクト)避難所間仕切りセットを無償で提供
http://www.nhk.or.jp/hisaito2/support/event_detail040.html
・(ラ・レーチェ・リーグ日本)災害時の母乳育児相談~よく聞かれる質問(FAQ)
http://www.llljapan.org/binfo/faq_saigai.html
・(全国心臓病の子どもを守る会)在宅酸素について
http://www.heart-mamoru.jp/syokai/syokai.htm#1300275062_3718
・(立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点)人工呼吸器
http://www.arsvi.com/d/v03.htm
●鼻マスク利用者のために、停電などの緊急時にアンビューバッグで空気を送る方法
http://www.youtube.com/watch?v=04Cm-uiATec
●NPPVの停電時の対策について
http://tenjin.coara.or.jp/~makoty/als/2003NPPV/nppv.htm
・(兵庫県立大学大学院看護学研究科21世紀COEプログラム)被災後に避難所で生活される高齢者とご家族の方へ災害からの復興に向けて-避難所での健康と生活-
http://www.coe-cnas.jp/group_senior/manual/pdf/senior_hinanjyo.pdf
・(兵庫県立大学大学院看護学研究科21世紀COEプログラム)災害看護/東北地方太平洋沖大地震
http://www.coe-cnas.jp/
・(がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ)災害時の母乳育児支援の情報
http://blogs.yahoo.co.jp/nicu_sp25/8449626.html
・(#311care)被災者と支援者のための医療情報
http://akkie.mods.jp/311care/
・(国立精神・神経医療研究センター)(医療関係者用)災害時地域精神保健医療活動のガイドライン
http://www.ncnp.go.jp/pdf/mental_info_guide.pdf
・(国立精神・神経医療研究センター)(医療関係者用)(抜粋)災害直後見守り必要性のチェックリスト
http://www.ncnp.go.jp/pdf/mental_info_check.pdf
・(国立精神・神経医療研究センター)(医療関係者用)災害時地域精神保健医療活動ロードマップ
http://www.ncnp.go.jp/pdf/mental_info_map.pdf
・(国立精神・神経医療研究センター)(医療関係者用)災害精神保健医療マニュアル:東北関東大震災対応版
http://www.ncnp.go.jp/pdf/mental_info_manual.pdf
・(国立精神・神経医療研究センター)(医療関係者用)災害時地域精神保健医療活動のガイドラインの解説
http://www.ncnp.go.jp/pdf/mental_inf_guide_about.pdf
・(国立精神・神経医療研究センター)(医療関係者用)災害被災者の不眠症への対応
http://www.ncnp.go.jp/pdf/mental_info_sleeplessness.pdf
・(厚生労働省)「平成23年東北地方太平洋沖地震等におけるボランティア・NPO活動支援のための募金」について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=161831
・(厚生労働省)東北地方太平洋沖地震のボランティアを希望している皆様へ
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=161833
・(KVネット)東北地方太平洋沖地震被災地でボランティアしたいと思っている方へ
http://www.kvnet.jp/touhoku_jishin.html
・(福井県)平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に伴う災害ボランティア登録のお願い
http://info.pref.fukui.jp/danken/npo/060_sv/touhokujisin.php
・(札幌市)札幌市災害時要援護者避難支援ガイドライン http://www.city.sapporo.jp/kikikanri/torikumi/saigai_engosya/youengosha_index.html
・(札幌市)災害時支えあいハンドブック
http://www.city.sapporo.jp/kikikanri/torikumi/saigai_engosya/handbook.html
・(国立精神・神経医療研究センター)一般の方への災害時地域精神保健医療活動のガイドラインの解説(一般向け説明用)
http://www.ncnp.go.jp/pdf/mental_info_general_01.pdf
・(日本自閉症協会)防災ハンドブック
http://www.autism.or.jp/bousai/index.htm
・(日本障害者リハビリテーション協会)障害者と災害-障害者が提言する、地域における協働防災のすすめ-
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/disaster/2007seminar_houkoku/
・(国立障害者リハビリテーションセンター)災害時の発達障害児・者支援について
http://www.rehab.go.jp/ddis/
・(愛知ネット)地域で進める災害時障がい者支援ガイドラインの巻き
http://www.normanet.ne.jp/~ww100136/aichiduide
・(ゆき.えにしネット)応援の手引き
http://www.yuki-enishi.com/challenger-d/challenger-d68.pdf
・(king1234stone)自閉症や発達障害の人に震災時・避難時何をどう伝えるか聞くか
http://togetter.com/li/110662
・(おめめどう)(上記の(king1234stone)と重複あり)おめめどうの非常時の支援・工夫シリーズ
http://ameblo.jp/haruyanne/entry-10832957772.html
・(のーまらいふ杉並)障害者からのお願い「大地震(災害)の時助けてください!」
http://normalife.city.suginami.tokyo.jp/suginamisypher/www/info/detail.jsp?id=871
・(全日本ろうあ連盟)【避難所等での聴覚障害者に対する支援のお願い】
http://www.jfd.or.jp/info/2010/20110316-shelter-support.pdf
・(プレジャーサポート協会)東北地方太平洋沖地震