いまを生きる −言語聴覚士と当事者の記録−

東京都言語聴覚士会 編 三輪書店 発行 定価 ¥1,800.-

帯のご紹介から: 大田仁史さん(茨城県立健康プラザ、茨城県立医療大学名誉教授)

言葉の闇に呑み込まれ、絶望の深淵に落ちた人たち。この人たちの人間復活を願い、寄り添い、はげまし、ともに泣き、ともに苦しみ、ともに喜びながら、学びあい、当事者、家族とともに歩み続ける言語聴覚士。言語の障害を通して当事者家族と心を通じ、心に触れ、生きる力を導き出し、希望を与え、目標を探す。病む者を信じ、家族を信じ、人間関係の再構築を目指す、果敢にたゆまぬ挑戦をつづける言語聴覚士。人は病に倒れてこのような治療者に出会えるか。リハビリ関係者必読の珠玉の書。

目次:

はじめに

第1章 失語症

失語症について 東川麻里(言語聴覚士)

病は呼びかけ 平沢正剛/大塚和紗(言語聴覚士)

家族よ、いつも、ありがとう 駒林一男/高橋政道(言語聴覚士)

人生明日のことはわからない 栗須 寛・栗須洋子/江村俊平(言語聴覚士)

ライフワークのために ロコバント・エルンスト/前田順子(言語聴覚士)

(インタビュー)夫の障害とリハビリについて ロコバント・靖子

第2章 高次脳機能障害

高次脳機能障害について 鈴木 勉(言語聴覚士)

ゆっくりでもいい、前に進む 小澤希予志・小澤京子

(インタビュー)「ハイリハ東京」の設立について 鈴木 勉

第3章 構音障害

構音障害について 相馬友里(言語聴覚士)

私のライフプランの希望をつないでくれた言語聴覚士 浦辺敏子/小川真弘(言語聴覚士)

(インタビュー)母校で講演会が実現しました 浦辺敏子

第4章 舌がん手術後の構音障害

舌がん手術後の構音障害について 西脇恵子(言語聴覚士)

「矯正」から「共生」へ 渡辺真康・渡辺久美子/須田悦子(言語聴覚士)

(インタビュー)渡辺さんのリハビリ計画 須田悦子

第5章 発達障害

発達障害について 一松麻実子(言語聴覚士)

僕が二十五歳になるまで 中内克也/一松麻実子

(インタビュー)発達協会の療育、親として思うこと 中内栄子

(インタビュー)療育を通して知った人生に深く長く関われる喜び 一松麻実子

おわりに

巻末資料 東京都言語聴覚士会の紹介

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