目的
嚥下造影検査(videofluoroscopic swallow study :VF)は摂食嚥下障害の評価 におけるゴールドスタンダー ドであり、この検査の導入によって、摂食嚥下障害の病態とそれに対する介入方法を様々な視点で検討できるようになりました。現在、摂食嚥下障害の評価方法のひとつとして、医師らと共に言語聴覚士 (ST)が主体となってVFを行っています。しかし、STが放射線の危険性/安全性などについて基礎教育を受ける機会は少なく、また卒前・卒後教育においても、STが放射線業務(職業被ばく)に 関する知識を得る機会は少ないです。Steele & Murray(2004)の先行研究では、米国の言語聴覚士(SLP)は 、VFの放射線リスクや、そのリスクを低減するための対策を知らないまま、VFを頻繁に行っていることが示唆されたと報告されています。またASHA(American speech-Language-Hearing Association)の指針では、VFにおいてSTの役割を果たすため、放射線の安全について理解することが重要であると記されています。本邦においては、VFを行うSTが放射線に対する知識をどの程度有し、どのように実践に活かしているのかを調査した報告は見当たらず、実態の把握が急務となっています。
調査対象および研究方法
全国の言語聴覚士及びアンケート調査
期間
調査期間 2022年 6月 30日 まで
回答は、以下のアドレスをクリックしてください。
https://forms.gle/UNrNw7b7k277cxvW7
16
5月
2022
5月
2022
0