ウィニコットの母子関係論と治療論

日時:
平成30年7月22日(日)

10時00分~12時30分 第1部:講義

13時30分~16時00分 第2部:事例検討

会場:
八洲学園大学9階9A室(〒220-0021 横浜市西区桜木町7-42)

・横浜駅(東口)から徒歩10分

・横浜市営地下鉄「高島町」駅から徒歩1分

・横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島」駅から徒歩5分

・京浜急行「戸部」駅から徒歩5分

http://www.yashima.ac.jp/univ/information/access.php

内容:  小児科医であるウィニコットWinnicott,D.W.はこころの発達について<依存>を中心に掲げた。つまり、彼は<ひとりの赤ん坊なんていやしない。母と子のカップルがいるのだ>とし、フロイト,S.やクライン,M.以来の伝統的な精神分析による内的対象関係論ではなく、現実の母子関係に注目したのである。そしてこころの発達を出生後すぐの<絶対依存>の段階から<相対依存>、そして<自立に向けて>という三段階に分け、特に人生早期の環境による抱えることの失敗がある事例については<依存への退行>が必要であることを主張した。彼自身の事例記録の「抱えることと解釈」(北山修監訳)やマーガレット・リトルによる「精神病水準の不安と庇護-ウィニコットとの精神分析の記録」(神田橋條治訳)!
などにその治療者-患者関係の具体例を見ることができる。いわゆる<いつわりの自己>で生きてきたクライエントたちであり、このようなシゾイド・パーソナリティの心理療法における治療者-患者関係、その治療論について考えたい。

その他:
■講師の先生のご紹介:
深津 千賀子 先生
横浜国立大学卒業。慶應義塾大学医学部精神神経科助手、中京大学心理学部教授、大妻女子大学教授、国際医療福祉大学教授を歴任。臨床心理士、日本精神分析学会認定スーパーバイザー。現在は千駄ヶ谷心理センター、大妻女子大学(名誉教授)。著書には「臨床心理士のための子育て支援基礎講座」(共著)(創元社)、「現代のエスプリ別冊<ウィニコットの世界>」(共著)(至文堂)、「阿闍世コンプレックス」(共著)(創元社)など。

問い合わせ先: 北川清一郎 宛 info@yokopsy.com
応募方法: (1)名前(2)所属(3)メールアドレス(4)臨床心理士資格の有無、を明記して、以下までご連絡ください。銀行口座をお知らせしますので、振込をしてください。振込を確認できた時点で申込確定となります。
ホームページ: https://yokopsy.com/index.php/seminar

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