言語聴覚の日委員会 小林祐貴
言語聴覚の日のイベントは例年、我々言語聴覚士の関わる領域の啓発活動として、一般の方々向けに当事者講演会を行なって来ました。しかし、参加者の多くは当事者の方や言語聴覚士を目指す学生などで、一般への啓発としては、効果は十分とは言えないものでした。一方で、当事者の方々が自身の体験を一般に向けて語ることができ、社会参加の場を提供することは出来ていると考えます。
当士会では、昨年度より言語聴覚の日の啓発活動をどのように行えばよいか、ワーキンググループを発足させて検討してきました。その中で、次代を担う言語聴覚士を質量ともに増やすためには、小学生〜高校生などの若年層から啓発するとともに、近接領域に興味を持つ学生さんに、我々の領域に少しでも多く接してもらう必要があるのではないかと考えました。幸いなことに、今年度は理事の一人が複数の高校・中学校に言語聴覚障害学を内容とした出張授業を行う機会を得ました。
そこで、今年度の言語聴覚の日には、都士会の皆さんとご一緒に啓発活動のアイディアを出していただくというワークショップの企画をたてました。
日常業務でお悩みの方、出張授業にご興味のある方、啓発活動に一案お持ちの方、多くの方々のご参加をお待ちしております。
※当事者講演会は、今年度学術フォーラム内でも開催したように、今後も形を変えながら継続していく予定です。
7月
2018