平成30年度 言語聴覚の日イベント「いまを生きるワークショップ」

言語聴覚の日委員会  小林祐貴

 言語聴覚の日のイベントは例年、我々言語聴覚士の関わる領域の啓発活動として、一般の方々向けに当事者講演会を行なって来ました。しかし、参加者の多くは当事者の方や言語聴覚士を目指す学生などで、一般への啓発としては、効果は十分とは言えないものでした。一方で、当事者の方々が自身の体験を一般に向けて語ることができ、社会参加の場を提供することは出来ていると考えます。
当士会では、昨年度より言語聴覚の日の啓発活動をどのように行えばよいか、ワーキンググループを発足させて検討してきました。その中で、次代を担う言語聴覚士を質量ともに増やすためには、小学生〜高校生などの若年層から啓発するとともに、近接領域に興味を持つ学生さんに、我々の領域に少しでも多く接してもらう必要があるのではないかと考えました。幸いなことに、今年度は理事の一人が複数の高校・中学校に言語聴覚障害学を内容とした出張授業を行う機会を得ました。
そこで、今年度の言語聴覚の日には、都士会の皆さんとご一緒に啓発活動のアイディアを出していただくというワークショップの企画をたてました。
日常業務でお悩みの方、出張授業にご興味のある方、啓発活動に一案お持ちの方、多くの方々のご参加をお待ちしております。
※当事者講演会は、今年度学術フォーラム内でも開催したように、今後も形を変えながら継続していく予定です。

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平成30年度東京都失語症者向け意思疎通支援者養成事業講習開始しました

失語症者向け意思疎通支援者養成事業委員会 宮田睦美

 6月9日 ついに「平成30年度東京都失語症者向け意思疎通支援者養成事業」が始まりました。100名を越す応募の中から選考された40名の受講者が中野サンプラザにて、開講式・第1回講習を迎えました。事業実施主体である東京都保健福祉局障害者施策推進部からの挨拶、また特定非営利法人日本失語症協議会とその東京支部の代表の方からも励ましの言葉をいただき、様々な人々の熱い思いや期待が形となった新しい制度のもと、養成講習会が発足したこと、それを運営する責任の重さに、あらためて身の引き締まる思いでした。
 第1回の講習講師は、当士会理事である津村恒平氏(中野共立病院)が務めました。講義の終わりには多くの質問が出て、受講者の意識の高さを感じました。
 来年3月24日の修了式まで、全15回40時間の講習です。初めてのことばかりで試行錯誤の日々ですし、次年度の講習についても同時並行して準備しなくてはなりません。都士会の委員一同力と知恵を結集し、着実に歩みを進めてまいりたいと思っております。皆様のご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

開講式の様子(障害者施策推進部共生社会推進担当 島倉課長 挨拶)

 

 

 

 

第1回「失語症概論」 講師ST津村恒平氏の講義に聞き入る受講者の皆さん

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